このたびは「おなかのなかの9ヶ月」に訪問くださりありがとうございます。
このHPは2010年5月30日、ママのおなかからお空に旅立ってしまった大切な大切な「想くん」との想い出を、当時の記録を元に綴ったものです。
想は「18トリソミー」という染色体異常の病気でした。
病気の疑いがもたれてからはインターネットで検索の日々。
でも、調べれば調べるほど絶望的な気持ちになっていきました。
自分の力ではどうすることもできない現実があることを思い知らされました。
そんな中、精一杯生きている18トリソミーのお子さん、同じ病気で大切な命を失ってしまった先輩ママさんのブログなどを何度も何度も見ました。これから自分たちに起ころうとしている事を毎日毎日考えました。
今思えば、その間に少しだけの心の準備と覚悟をしていたのかもしれません。
私たちの選択が本当に正しかったのかは今もわかりません。
あの時違う選択をしていたらもしかして・・・と思う事もしょっちゅうです。
2年たった今でもどうしても受け入れられない事や、フッと涙があふれてくる事もまだまだあります。
想が生きていたら同じ年頃であろうお子さんを避けてしまっていたり・・・
「お子さん何人?」って聞かれるたびに「2人です(生きてるのは)」って心でつぶやいたり・・・
それでも傍目には普通に生活できているように見えると思います。
そうしていくうちに、周りは「想くん」のこと忘れてしまうかもしれません。
「ママは絶対忘れないよ!」って言っていても、もし私に何かあったら・・・
最近はそんな不安にかられています。
そんな事もあって、2年たった今、当時のHPを作り直す決心をしました。
おなかのなかで一生懸命生きてくれた想くんのこと、18トリソミーのこと、一人でも多くの方に知っていただけたら嬉しいです。
2012年7月
2010年当時の記録を、そのまま綴ってあります。
ところどころに現在の心境なども交えています。
また、どうしても文章が長くなってしまっており、読みにくい点も多々あること
と思いますが、どうぞご了承ください。